九州のアレルギーカレンダー
引用元の資料に明確な区分がありませんが、おそらく「山口県、福岡県、大分県、佐賀県、熊本県、長崎県、宮崎県、鹿児島県」を指すと思われます。
九州地方を代表して、福岡市の各時期で花粉症の原因となる主な種類の植物の花粉飛散量を調査した結果です。調査方法などの詳細はTOPページの「調査方法の詳細」をご覧下さい。
植物名（属など） 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 木本 ハンノキ属
（カバノキ科）低 低 低 低 低 低 低 低 低 低 スギ 低 低 低 中 高 高 高 高 中 低 低 低 低 低 低 低 低 低 低 低 低 低 低 低 低 低 低 ヒノキ科 低 高 高 高 中 低 低 低 シラカンバ
（カバノキ科）草本 イネ科 低 低 低 低 低 低 中 中 中 中 中 中 中 低 低 低 低 低 低 中 中 低 低 中 低 低 低 低 低 ブタクサ属
（キク科）低 低 中 低 低 低 ヨモギ属
（キク科）低 低 低 低 中 低 低 低 カナムグラ
（アサ科）低 低 低 中 低 低 低
※出典「鼻アレルギー診療ガイドライン 2013年版（改訂第7版）」 なお、表の構成に関しては筆者が再構成（都道府県ごとへの切り分けや上旬などのマスの増設など）を行っています。
※「木本（もくほん）」は木を、「草本（そうほん）」は草を表しています。大きく分けて、草よりも木の方が花粉数が多く10倍ほどの違いがでるようです。そのため、花粉数の内容は下記のようになります。
| 種類 | 木本の花粉数 | 草本の花粉数 |
|---|---|---|
| 低 | 0.1〜5.0個/㎠/日 | 0.05〜1.0個/㎠/日 |
| 中 | 5.1〜50.0個/㎠/日 | 1.1〜5.1個/㎠/日 |
| 高 | 50.1〜個/㎠/日 | 5.1〜個/㎠/日 |
概要
九州はスギやヒノキなどが厳しい時期はありますが、期間はまだ短く、比較的過ごしやすいようです。他地方に比べるとましではありますが、それでもスギは8月を除きほとんどの時期で飛散しているようです。
また、イネも4月、5月、6月と中程度の花粉量で、2月から6月までは辛い時期かもしれません。後鼻漏は花粉が収まってからも続きますので、油断はできないでしょう。